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株ってなに?


株式会社のはじまり


「理由3.金利を上回る期待値」で株式を買うということは、会社の価値を買うことだと 言いました。
会社が生み出す利益を受け取る権利があるし、会社の方向に口を挟む権利もある
もの凄い権利を持つもののようですが、一体株とは何者なんでしょう

例えば、あなたが会社を作ると、必ずかなりの大金が必要になりますよね。
その時、たいていはお金を銀行や信用金庫から借りてきます。

仮に銀行でお金を借りるとしましょう。
そうすると、たくさんの利子を銀行に払わなければなりません。
また、事業に失敗すれば多大な借金だけが残り、どうにもならなくなってしまいます

こういった負担やリスクがあなたに課せられるわけです。

これでは、あまりにもリスクが大きすぎて事業を起こすことが出来ません
同じ事業に目をつけている人もいたとしても、彼らもまた、そのリスクに 尻込みして事業を起こせませんでした

そこで、考えられたのが、
「同じ考えを持つ不特定多数の人でお金をすこしずつ出しあって、事業をはじめよう。 会社の方向は出資者で相談して決めるし、利益は出資者で山分けする」という発想です。
こうすれば、あなたも他の出資者も被害は自分が出資した金額だけで済みますので 安心して事業を起こすことが出来ます

こうして出来た会社が「株式会社」です。


株券のしくみ


あなたは、事業の素晴らしさを訴え、共同出資者を募りました
Aさん、Bさん、Cさん・・・と次々と出資してくれる人が見つかりました

無事、共同出資にこぎつけたあなたは、出資金を受け取る代わりに、 出資したことを証明する書類を発行することにしました
これが「株券」というものになります

株券は共同出資者の証明ですので、この株券を持っていると、いろいろな特典があります。
あなたの会社の儲けの一部をもらう権利が発生したり(配当金)
会社の方針を決める会議(株主総会)に出席する権利と議決権があります
こういった権利を持ったAさんなどを「株主」といいます。


株の取引と株式市場


あなたの「株式会社」は目論見どおり成功しました。
毎年、順調に黒字を出しています
あなたの会社の株券を持っている株主はみな大喜び。
会社が儲けるにしたがって、Aさんの分け前も増えていきました。

DさんはずっとAさんを羨ましく思っていました。
そして、ある日ついにAさんの所にお願いに行きました
「その株券を僕に売ってはくれないか?」と。
Aさんは最初は迷いましたが、しばらくして売ることに決めました。
「○○円なら売ってもいいですよ」
売買が成立し、Aさんの株券はDさんのものとなりました。
この売買により、Aさんの持っていた株券の特典は全てDさんのものとなります

こうやって取引が頻繁に行われるようになりました。

このような取引が行われているところを「株式市場」といいます。
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