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理由3.金利を上回る期待値


株式投資と聞いてどんな印象をお持ちでしょう?
ハイリスクハイリターン
丁半バクチ
ギャンブル

まだ日本ではこんなイメージが多いのではないでしょうか?

しかし、株式投資とはギャンブルでもバクチでもありません
株式投資とは上場会社に投資することなのです
会社の価値を買うことだと言い換えてもいいでしょう

たとえばAという会社が100株の株式を発行する株式会社だと しましょう
BさんがA社の株を10株持っているとすると、BさんはA社の 1/10オーナーと言うことになります

A社は毎年1億円の利益を上げる会社だとすると、
Bさんは1000万円の配当を受け取る権利があります(*1)
また、BさんはA社のオーナーですので、会社の重大な方向性を 決めるような会議(株主総会)では1/10の発言権を有します

要するに株式に投資すると言うことは、 企業の生み出す利益の分配権から企業運営に関する発言権までの 企業に関するあらゆる権利を購入すると言うことなのです

最近ではライブドアとニッポン放送のM&Aのおかげで、このあたりの 権利もだいぶ一般的になってきましたね

話しがそれますが、あの件では、ニッポン放送が上場会社である以上、 亀淵社長に会社の方向性を決める権利はなく、株主、特に過半数の議決権を 有する株主(ライブドア)の発言が全てと言うことになるべきなのです
それが嫌なら上場するべきではないのです

ここで、話を戻して会社と言うものの存在意義を考えてみましょう

会社は自己資本を元に設備や人に投資し、それらから生み出される サービスを売却します。その対価として得られたお金から必要経費を 差し引いたものが会社の利益となります。
その利益を一部を株主に還元したり、利益を再投資して会社を更に 大きくしたりするわけですが、この利益の水準には絶対に超えなくては ならない一線が存在します

それが銀行金利なのです
会社はボランティアで存在するわけではなく、利益を生み出すために存在します
その会社が生み出す利益が銀行金利以下だと言うことになれば、 そもそも事業など興さず、銀行に全額預けていれば言いことになり、 企業としての存在意義がなくなってしまうのです

個々の企業を見ると業績が良い会社や悪い会社が存在するでしょうが、 全企業をある程度の時間幅を持たせて平均すると、企業の生み出す利益は銀行金利を上回る 値になるはずなのです

前に書いたように、株式は会社の価値を購入するものですから、 企業の利益が金利以上の比率で伸びるのに併せ、株式の価値も 同じスピードで上昇していくことになります

従って、長期的に見れば株式投資は銀行預金より期待値の高い投資なのです

*1実際には、会社に内部資金として蓄えたり、再投資の資金にされるので 利益が全て配当に回されるわけではありません

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